世界の中心で愛をさけぶ (2004年/日本)
監督 行定勲
原作 片山恭一
出演 大沢たかお、柴咲コウ、長澤まさみ、森山未来、山崎努
(ストーリー)
高校時代、初恋の相手だったアキ(長澤まさみ)を病気で失った朔太郎(森山未來)。それから十数年がたち、大人になった朔太郎(大沢たかお)には律子(柴咲コウ)という婚約者ができた。ところが結婚を目前にしたある日、律子が「心配しないで」と書き置きを残し失踪。朔太郎は彼女の行き先が2人の故郷である四国だと知り、すぐさま後を追う。だが故郷をたどるうち、しまいこんでいたアキの記憶が次々と甦った朔太郎は、思い出の迷宮に迷い込んでしまう。
(評価)
65点
(感想)
小説は現時点で未読だが、主人公が大人の朔太郎であることや、婚約者の律子の存在などが映画オリジナルで、原作と大きく違うらしい。それでも、どちらかというと高校生朔太郎が主人公に感じました。
うたい文句の『新たに展開される映画オリジナルのストーリー』ってのは、たいていは、たかが二時間前後で小説の世界を描ききれないからの、苦肉の策ですよね。
期待して見たので、正直、イマイチやった。
大沢未来、重点がどっちつかずで、そのため、どっちのストーリーも薄かった気がする。ただでさえ展開が読める作品なのに、意外性も胸を打つような演出も殆ど無く、最近は涙もろいはずなのに、全く泣けそうな気がしなかった。
内容を考えると、やはり重きを置くべきは「過去パート」だと思うので、大人パートはもっともっと淡白で良かったかと思う。柴咲コウに恨みは無いが、大人律子はいらんかった。
長澤まさみと森山未来のパートは、二人の若々しい演技で、「純愛」がストレートに伝わってきた。
ってか、やっぱ「純愛」っていうと、中高生時代の恋愛やねぇ。そんな無垢な純愛真っ最中の時に相手に死なれたら耐えれないよ。
日本映画で十代の純粋な恋愛を題材にした本格的な映画って、ちょっと僕の記憶には無いので、作品としては貴重かな?
まぁ、ベストセラー小説がこの程度とは思えないので、やはり映画化でパワーダウンしたんだろね。
次は小説版を読んでみたい。
パラサイト・イブの例があるので、「ベストセラーで映画化」=「小説が面白い」とは限らないんやけど。「秘密」みたいに、映画で原作の良さが消されている可能性も高いしね。

